12年前、デジタルチャネルはまだ始まったばかりでした。グローバルペイドサーチとディスプレイはところどころで使われていましたが、主要となる市場では従来型のデジタルマーケティングが主流でした。この市場とはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツの4ヶ国です。一つのネットワークが全てを個々に取り扱うといったグローバル化は一般的に行われていませんでした。私たちは皆がコンテンツの作成を散発的な方法で行っていた時期に当社を設立しました。 当時はある時はドイツ語、またある時はフランス語といったように、必要なコンテンツに応じて、対象言語を多少話せる人材を探すといった状況でした。系統だった統一性のあるシステムは存在していませんでした。

クライアントが定期的に多言語のコンテンツを必要とし始めた頃、主要なネットワークやグローバル企業では社内で多言語コンテンツを扱うための他のオフィスや社員、P&Lの体制が十分に整っていませんでした。さらに、そのネットワーク内では言語スペシャリストがおらず、自動的に質の高い文書を母国語に変換することのできない、技術者やデジタルスキルを持つ人の方が雇われていました。私たちは当時産業内でのこうした状況に対応する、構造化された体制が存在していないことに気が付きました。翻訳が必要な際に翻訳者をその都度雇うか、その言語を少し話せる社員に対応してもらう、といった状況でした。

この状況を私たちはクライアントのニーズを提供する、迅速かつ信頼できるシステムを実行するチャンスだと考えました。 ある時はIT部署の社員、またある時は上階のネイティブスピーカーの社員が翻訳を担当するといった場合のように、各言語でそれぞれの翻訳者の言語レベルに差がある場合に比べ、翻訳により統一感のある品質をもたらすことができると考えたのです。

従来の翻訳会社の限界

翻訳会社のソリューションはネットワークを使って必要な時にできるだけ多くの翻訳者を見つけることですが、彼らはそのフォーマットを理解している必要はありませんでした。以前は翻訳会社にはペイドサーチ、ディスプレイ、ペイドソーシャルに関する知識がありませんでした。

コンテンツを受け取った翻訳者は、他の文書翻訳と同じように翻訳し、それを翻訳会社に納品しており、彼らは文字数に制限があることやGoogleでは最上級表現を使えないといったことを知りませんでした。また、広告のディスクリプションにある特定のCTAがCTRを伸ばしたことも知りませんでした。そして英語からドイツ語やフィンランド語といった、英語よりも長い文章構造をもち、決められた文字数制限内におさめることが難しい言語へ翻訳する場合、どの言葉を削除すべきかということも知りませんでした。

このような制約は過剰なコストと遅延を引き起こします。特に以前キーワードのリストが非常に長かった頃は、翻訳会社が文字数に応じて代理店に請求していたため、多大なコストが発生していました。部分一致では検索クエリレポートがネガティブな必要のないキーワードの組みあわせを自動的にみつけることができなかったり、新たに加える価値のあるキーワードの認識ができなかったため、以前はできる限り多くのキーワードを作成するということが重要でした。よって、部分一致では完全にはコントロールできなかったため、フレーズ一致と完全一致により焦点を当てなければいけなかったのです。これにより何百万といったキーワードが生まれ、その結果文字数が増え、文字数あたりで請求されたときにコストが上がることを意味します。キーワードの89%がインプレッションがないという状態であり、これは実に非効率的です。

特にブランドや彼らのメディアパートナーはトラフィックがないものにコストを費やすことになります。SEOに関しても同じです-キーワードの数はそれほど必要なく、分量よりもリサーチと質が重要なのです。文字数よりもアナリストへの時間に対して支払うべきなのです。ローカライゼーションの請求方法に関しての認識を変えることは、今日も未だに残る課題となっています。よって私たちがこの問題を解決することにしました。当社はどの言語におけるどの市場のクライアント、そして予算に制限があるクライアントにもサービスを提供することが可能です。

デジタルローカライゼーションスペシャリストの新たな育成

Locariaは翻訳とデジタルマーケット両方に精通したエキスパートを育成するために設立されました。まずは厳しい基準で質の高い言語スペシャリストを採用し、そのネットワークを広げることから始めました。そして、弊社の言語スペシャリストに全チャネル、フォーマット、プラットフォーム、メトリックスのトレーニングを基礎から行い、彼らのデジタルの知識を向上させました。翻訳者は確実な方法で訳す従来の翻訳方法に慣れていたため、容易なプロセスではありませんでした。コンテンツを受け取り、翻訳し、納品、請求する。 ウェブサイトローカライゼーションを行う翻訳者の多くが文字数をもとに仕事をしていましたが、私たちはもっと効率の良い方法を望んでいました。私たちが生み出した「最適化言語」を彼らに発展することを望みました。

言語スペシャリストに、構成を変更して様々なバージョンでどのようにCTRを上げることができるかの分析を依頼した場合、彼らはCTRとCPCが何かを理解しています。言語スペシャリストの仕事は、ある特定の目的やターゲットまたはKPIのために適した方法に焦点をあてることです。これは難しいことです。なぜなら、可能な方法すべてを理解しそれをそれぞれのチャネルに応用させる方法、そして最も効果的な方法を形にする能力が要求されるからです。これは私たちのクライアントと共に学んだことでもあります。オンラインコンテンツのローカライゼーションの新たなモデルは、すべてのクライアントに確かな利益をもたらしました。顧客の高い満足によって、当社ではコンテンツアナリストが革新するための素晴らしい環境が整っています。また、当社の言語スペシャリストコミュニティでは優れた構成のトレーニングを提供しています。